歯科医師業の経営と経理、決算、確定申告

歯科医師業 の開業・経営

歯科医師業は、コンビニより多いと噂を流している者がいて
患者さんが来なくて心配になりそうですが、
いい歯医者さんは、お客さんの心配は必要ないと思います。
良いコンビニは多いでしょうが、良い歯医者さんは少ないので、
良い歯医者さんになれば、患者さんが来ないという心配はなさそうです。

しかし、良い歯医者さんは、経営が大変だと思います
一人一人の患者に対して、時間をかけて、機材をかけて治療できれば、
いいでしょうが、
保険診療報酬に厳しい規定があるので、収支を考えると
丁寧な診療ができないのかもしれません。

ならば、自由診療で行えばいいのですが、
保険のきかない自由診療は高額になりがちですので
そんな高額な治療代を払える患者さんは多くはないと思われます。
保険診療や自由診療のバランス、
治療時間や対象とする患者の状況などを考えて
経営しなければ経営は苦しくなると思われます。

機器や材料代、人件費などの費用が上がり、
出費の種類も多くなっていますから、
歯科医院の経営も難しくなっていることでしょう。

歯科医業の確定申告

 

歯科医院の経理 種類別売上記載が大変

歯医者さんの経理は、商業簿記を使います。
医院によっては工業簿記も使います。
備え付ける帳簿は、現金出納帳や売上帳、仕入帳、外注費帳などがあります。

普通の小売り事業と比べると 売上の記録が特徴的です。
売掛金は基本的にはなく、現金売上になりますが、
売上の種類が多く、売上を分けて書く必要があります。
社会保険の患者負担の現金売上、自由診療売上、
労災に係る売上などの診療売上があります。
市役所が負担する高齢者の検診収入もあります。

また、歯ブラシ等の小売分もあります。

そして、歯科医師会や行政から収入が、給与所得なるのか、
事業収入になるのかわからない収入もあります。

消費税の課税・非課税の処理、決算書に添付する概算経費に関する書類に種類別の売上の区分記載の欄がありますので、
毎日の売上は、種類ごとに区別して記載しなければなりません。
これらの売上を区分けした記載が、とても面倒です。

 

歯科医師会などの会費

会費等の処理が分かりにくいのも歯医者さん特有のものです。
毎月歯科医師会から会費等の支払い明細書が届きますので、
それに従って、預金口座から引き落とされた出費について、
詳細に分けて記録しなければなりません。

 

従業員の給与

歯科医業も、歯科衛生士さんや助手さんなどの
従業員の方がいなければ仕事ができません。
その従業員の方の給与の処理があります。
月給計算や時給計算、残業際の支払い給与の算定をして、
歯科医師国保料等の従業員負担分、
源泉所得税等を差し引いて給与の支払いをします。

住民税が普通徴収から、特別徴収に強制的になってしまったので
歯科医院の事務負担も多くなってしまいました。
従業員に係る給与の支払い事務の負担も多いです。

歯科医院の経理・事務処理もやることはとても多いので、
院内に経理担当者が必要だと思います。
家族に経理をしてもらう場合が多いです。

 

決算書、確定申告書

歯科医師業の先生の確定申告書の提出期限は
他の事業者と同じ3月15日です。
その時までに、
所得税の確定申告書、
消費税の確定申告書を作成し、提出しなければなりません。
国保連合や社会保険支払基金からの11月分12月分の計算明細書が遅れてくるので売上の計上が遅くなる場合があります。

また、減価償却資産も多いので、決算書の作成にも時間がかかります。

株式投資などの他の所得もある先生が多いので、
歯医者さんの決算書や確定申告書の作成には
時間がかかり大変な作業になります

歯医者さんも経営者の意識が必要

歯科医院の経理は難しいです。
そして経営も難しくなってしまいました

歯科医師さんは
治療の技術を磨くだけではいけなくなってしまいました。

保険診療の診療報酬の請求も時間がかかり、
パソコン作業も増え
診療技術も診療器具もどんどん変化するしますので
時間もお金も掛かります。

お客さんを取ることにも、損益のことも考えなければなりません。
さらに、従業員にも、患者さんにも気を使わないといけませんので、
ストレスもたまることでしょう。

儲けも、自由時間も、少なくなってしまって、

歯医者さんもいい商売とは言えなくなってしまった気がします。

 

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